陣痛促進剤投与

♣ 41w1d 1月2日 予定日超過8日目 ♣


午前9時頃 LDR室でベッドに横たわりモニターをつける。

   先生が来て「ご主人は?」と聞く。

   「タバコ吸いにいくと言ってからどこ行ったか

   わからないんです。」と言ったら、

   「メガネかけてはる?」「ハイ。」

   「あー、下の待合で待ってたわ〜。呼びにいこ。

    看護婦さーーん。呼んできて〜。」

   しばらくしてダンナくんLDR室に入ってきた。

   「探してんから〜!どこ行ってたんよ?泣いてんから!」

   「コンビニにおにぎり買いに行ってた。」

   ダンナくん、朝ごはん食べてなかったからね…。

   しょうがないと思って許しました。

   再び先生登場。

   ダンナくんにこれからのことを説明しだした。

   「これから陣痛促進剤を使って陣痛をおこします。

   子宮口も開いてるし普通は陣痛がつくはずなんですが、

   昨日の時点でもう産まれてもおかしくなかったんですけどね。

   いくら運動しても陣痛がつきにくい人がいるので、

   陣痛がつきにくい体質なんでしょう。そういう人に促進剤を使っても

   効果が出ないという場合もあります。

   陣痛が強くですぎると子宮破裂や胎児仮死のリスクもありますが

   陣痛の様子を見ながら調節していきます。

   了承していただけますか?承諾書を書いてもらいますが。」

   ダンナくん、「わかりました」と答えて承諾書にサインする。

午前9時半頃 点滴による陣痛促進剤投与開始。

   助産師さん「陣痛の様子を見ながら調節します」とのこと。

   点滴の落下速度はかなり遅かったけど、点滴したすぐそばから

   陣痛の波が2〜3分間隔になった!!

   それまでずっと5〜6分間隔だったのに。

   


   どんなに痛くてもベッドの上で点滴してる状態なので

   仰向けで我慢するしかなく、それが辛かった。。

   四つんばいになったり横向いたりして痛みを逃したかった。

   促進剤点滴開始してから、ひたすら痛みとの闘いで。

   30分か1時間おきぐらいに助産師さんが様子を見に来るたび

   子宮口の開きは1cmずつ徐々に開いていっていた。

   ダンナくん何をすればよいのかとまどい気味だったから、

   「どこでもいいからさすって」と頼む。

   モニターの数値が高くなるたび太もも〜足のすねをさすってくれた。

   何度か促進剤点滴を中止してもらおうかと考えた。

   でも早く終わりにしたい気持ちのほうが強かったから

   頑張って耐えることにした。


午前11時頃 子宮口9cm開大。全開まであと1cm!!

   助産師さん「他の人はもう声あげてる頃だけど、声出さないから

   我慢強いわね。」とのこと。

   それを聞いて、声を出したら楽になるのか?と思う。

   陣痛の波が来るたび、スー(鼻から吸う)「ふぅ〜」(吐く)

   声を出しながら息を吐くようにしたらちょっとマシになる気がした。

   でもだんだんと「ふぅ〜」が「ひぃ〜」に悲鳴に近いような声になる。

午前11時半頃 もう我慢できない。

   ナースコールで助産師さんを呼ぶ。

   内診の結果子宮口はまだ9cm。

   「いきみたいのが我慢できなくなったら言ってくださいね。」と言って

   どっか行ってしまう。

   もうとっくにいきみたいの我慢できないちゅうの!

   半泣きになるけど泣くのをぐっとこらえた。

午後0時頃 我慢できなくなってナースコール。

   再び助産師さん登場。子宮口は、外側がもうちょっとだね、とのこと。

   外側って?!

   「時間にしてあとどれくらいですか?」と聞くと、

   「15分ぐらいかな〜」との返事。

   15分も?!この陣痛の波をあと5〜7回も

   我慢しなきゃいけないの?!そう思うと

   涙がぶわーって出てきて止まらなくなってしまった。

   ダンナくんがティッシュを渡してくれた。





To be continued