ベビ誕生

退院して4日目、39度まで熱が出て寝込んでました><

頭痛、骨盤痛、おっぱい痛で寒気がものすごくって参りました。

病院からもらってた痛み止め(授乳中でもOKの薬。アスピリンみたいなの)

と、アリナミンRでなんとかしのぎました。。

高熱が出てる間は、ミルクをあげることにしてその間は

母乳は出続けてカチカチに張って痛いので搾乳機で絞って

もったいないけど捨ててました。

おむつ替えとかミルクとか沐浴は全部ダンナくんがやってくれて

ホントに助かりました。

ベビの世話を全部まかせて寝ることに専念できたおかげで

翌日は熱も下がって体もだいぶ回復しました。

そして退院して6日目の朝方。(今日)

ベビに授乳してからトイレに行った後、おまたから何かがドゥルルルンって

出てくる感触があり。。

もう一度トイレにいって確認してみると、直径6、7cmぐらいの

赤黒い塊が!!ティッシュ越しに触ってみると、割と固めで

不思議な触感…。

出産直後、後産処理してるとき先生が「胎盤まだお腹の中に

ちょっとだけ残ってるからまた出てくると思う」と言ってたので

きっと胎盤の残りなんだと思いますが。。ビックリしました。



さて、遅くなりましたが出産レポ最後の場面にいきたいと思います。


♣ 41w1d 1月2日 予定日超過8日目 ♣


午後0時過ぎ 先生登場。また泣いてるところを見られてしまった。

   内診をすると、先生がなにやら指示をだして周りがあわただしくなる。

   先生が膣の伸びを確認する。

   「会陰マッサージした?」「一応やってました」

   「全然伸びてないよ。柔らかくなってない。」「あ、そうですか…」

   そして肛門に近い部分から会陰といわれる部分付近まで

   ジョリジョリジョリ・・とかみそりで剃りはじめた。
   
   「浣腸した?」と聞かれたので

   私「夜中にしました。」助産師さん「朝しました。」

   促進剤点滴する前に浣腸しないのかな、と

   疑問に思っていたけど勘違いしていたみたい。

   夜中の助産師さんと交代しているので連絡の行き違いがあったのか?

   先生、しょうがないな…って感じで浣腸なしで出産することになる。。

   ライトの用意とか分娩手術の用意とかしてる間、

   束の間誰もいなくなった隙に、ダンナくん「トイレ行ってくる。」

   と、LDR室備え付けのトイレじゃなく廊下の方のトイレに行った。

   どうやら大きい方をしたかったよう。。


   ダンナくんがトイレに行ってる間、私が寝てたベッドは

   トランスフォーマーばりに分娩台へと早代わりしていった。

   ベッドのお尻から下部分がなくなって、足を乗せる台、

   手元にはいきむ時に握るレバーが登場。

   パンツを脱がされて下はすっぽんぽんの状態。

   オマタを4台ぐらいのライトが照らすからなんか恥ずかしかった。。

   足には膝部分まで覆うカバーみたいなのを履かされた。

   左腕には点滴、右腕には血圧を計るやつがまかれた。

   上体を半分ぐらい起こされて、いきむ準備万端って感じ。



   先生が再び登場。私のオマタの真ん前でスタンバった。

   そしていきなり始まった。

   突然、「はい!いきんで〜!」って言われてビックリして

   いきんでみたけど、なにより心の準備ができてなかった。

   周りの圧倒的な雰囲気と勢いに怖気づいてパニックになった。

   「いきめないです!無理です!」と泣き言を言ってしまう。

   でも私の泣き言なんか聞こえてないのか、

   先生も助産師さんも看護師さんも、モニターとにらめっこして

   陣痛の波がきたら、「いきんで!」と急かす。

   その度にいきむけど、痛いし怖いしワーワー泣き叫んでた。

   先生が私の肛門に指をつっこんでなにやら確認。。

   「ちょっと溜まってるね〜。気にせんといきんで。」

   そのうち先生が「吸引にする」と言って、

   トイレ掃除に使うようなパッコンを持ってきた。

   あと右手に持ってるハサミがライトに照らされて光ってた。

   恐怖倍増!!もうみんなが鬼に見えた。

   でもなんとか落ち着いて自分の陣痛の波だけに集中するようにした。

   さっきまではパニックになって陣痛どころじゃなかったけど、

   落ち着くと陣痛の波を感じ「あ、今!」とタイミングがわかる。

   私の一声で、助産師さんも看護師さんが

   「深呼吸2回して、息を大きく吸って止める!力入れて!」と

   言うのでそのとおりにひたすら泣き喚きながら無我夢中でいきんだ。

   内臓やら骨盤やら全部が出てきそう。

   もうどうなってもいい。

   

   先生がパッコンでベビの頭をとらえたみたい。

   「頭出てきた!お母さん、見える?下見て。」と言われて

   下を見るけど、自分のお腹のふくらみで見えない。

   赤ちゃんの頭が出たっていう感覚なかったので実感もない。

   「もう出てる!頭出てるからね!」

   看護師さんも助産師さんも励ましてくれる。

   助産師さんが私のオマタに移動してベビを取り上げる準備をする。

   先生が「ここからはお母さん自分の力だけで頑張りや」と言う。

   看護師さんと助産師さんに

   「上手上手〜。あともう一回。」と言われながらいきむこと5、6回。

   ヌルリーン、ジャバーーーっと色んなものが出てきた感じがする。

   出て行くと同時にお腹のふくらみもしぼんでいって、

   不思議とピタッとあれだけ痛かった陣痛が消えた。

   ベビの黒々とした髪の毛、後ろ頭が見えて。続いて体が見えて。

   へその緒がビローーンって出てきた。

   ホントにつながってたんだ!

   ベビの姿を見た途端、号泣。

   後ろの方で「生まれた!すげー!」ってダンナくんの声が聞こえた

   気がした。

   ベビの体をサッと綺麗に拭くと「オギャオギャ」と泣き出した。

   「おめでとうございます。元気な男の子ですよ。」

   助産師さんが私のお腹の上にまだへその緒がつながったままのベビを

   置いてくれた。

   私は恐る恐る両手でベビに触れた。涙でちゃんと見えない。

   先生がへその緒を切って、ベビは一旦別室に連れてかれた。

   別室でもものすごい大きな声で「オギャーオギャー」と泣いてた。

   私はすぐに後産処理。

   先生がお腹をグッグッと手で押して胎盤を出す。

   その間、綺麗になったベビはおくるみにくるまれてダンナくんの

   胸に抱かれた。

   「いつからおったん?」

   トイレに行ってからいつ戻ったのか全然わからなかった。

   「ずっと最初から見てたで」とのこと。

   あんなに泣きわめいてたのも全部見られてたのか、と思うと

   ちょっと恥ずかしくなった。

   でも感動して泣いたらしい。それを聞いて良かったと思う。

   ダンナくん、生まれたてのベビをずっと抱っこして

   戸惑ってるかと思いきや穏やかな笑顔でずっとベビを見ていた。

   幸せな気持ちになった。


   後産処理は辛かった。。。

   出てきた胎盤の大きさにはビックリした。胎盤を食べる人が

   いるらしいけど私は絶対無理…。

   あといつ切られたのかわからなかったけど会陰切りました。

   切られたのは気付かないぐらいだったけど、

   縫合は痛かった!!

   局部麻酔をお尻付近とアソコ付近を3本打たれたけど、

   麻酔打つのも痛いし効いてないしTT

   チクチクチクチク・・・いちいち飛びあがるほどの痛み。。

   3〜4針縫ったとのこと。

   縫合中、なかなか血が止まらないと先生が言っていたけど、

   実際のところ出血量は400ccと中ぐらいみたい。

   翌日の採血の結果、貧血はギリギリセーフだった。

   血圧も190まであがったらしい。

   点滴は陣痛促進剤から血液とブドウ糖を補う?ものに変わっていた。

   
   
午後2時頃 処理が全て終わり、LDR室にベビとダンナくんと私3人だけで

   2時間過ごせることになった。

   ベビは私の胸の上で。カンガルーケアっていうやつ。

   とっても幸せな時間だった。



午後4時頃 カンガルーケア終了。ベビは新生児室へ。

   私は車椅子に乗せられ個室へ移動。

   このときベッドから起き上がるのも一苦労。

   座るのもお下が腫れててうまく座れない。。。




私の出産体験はこんな感じです。

ホントに想像を絶する出産でしたが感動もひとしおでした。

陣痛は産んだ瞬間忘れるって本当です(笑)



というわけで出産レポはこれで終わりです。

次回のブログ更新で最後にしたいと思います^▽^